英語の勉強をもう一度やってみよう!
けど今の自分のレベルはどのくらいなんだろう…。
「英語をもう一度勉強してみよう!」と一念発起したのは良いものの、「今の私の英語力はどのくらい?」と思いますよね。
英語の試験と言われてでぱっと思いつくのは「英検かTOEIC」。しかし受験費用が高いのがネックです。
さらに小さなお子さんがいる場合、試験中に子どもの面倒をみてもらうスケジュールを組み立てたり、となかなか大変です。
しかし自分のだいたいの英語力は知っておきたい。
そこで無料でかつオンラインでいつでも受験可能な英語の試験を探し、実際に測定してみました。
無料・オンラインで完結できるサイト
無料かつオンラインで英語力を測定できる試験の一覧です。
- 1. EF SET (EF Standard English Test)←オススメ
- 2. Duolingo English Test Practice
- 3. British Council’s English Score
- 4. Cambridge English’s Test Your English
- 5. Oxford Online English Level Test
- 6. Test Your English by English Online
- 7. TrackTest English Level Test
- 8. Free English Placement Test by ESL Languages
- 9. TestDEN’s Free TOEFL Practice Test
- 10. Language Level by Transparent Language
無料なのにどれもしっかりとした試験が多く、驚きました。
探せば意外とたくさんあるものなんですね。英語学習者にありがたい時代です。
なんといったって、これらの試験は自分の英語力を無料でかつオンラインで測定することができます。
各サイトで提供されるテストの形式や内容は異なるため、自分に合ったものを選んで試してみてください。
英語力を測るためのツールは数多くありますが、今回は「EF SET」で測定してみました。
無料のため大したことないだろうと思っていましたが、予想以上にしっかりした試験です。
パソコンをお持ちであればパソコンで受験するのがおすすめ。
EF SETは2パターンの試験があります。1つは50分と長めの試験、もう一つは20分の簡易バージョンです。
50分間スマホの画面とにらめっこするのは若い人でないとかなり厳しいと思うので、パソコンの大きい画面で受験することをオススメします。
またEF SETには時間制限があります。そのため時間があるときに受験したほうが正確な結果が得られますよ。
EF SETとは何か
EF SETとは?
EF SET(English First Standard English Test)は、EF Education Firstが提供する無料のオンライン英語力診断テストです。
公式サイト: https://www.efset.org/ja
試験の特徴3つ
①無料
②オンラインで好きなときに好きな場所で何回でも受験可能。
③CEFR基準(A1からC2までの6段階で結果が表示されます。)
CEFRは以下の6つのレベルに分類しています。
C2 | 熟達かつ流暢 | |
C1 | 上級 | |
B2 | 中上級 | ラジオビジネス英語 |
B1 | 中級 | ラジオ英会話 |
A2 | 初級 | 中学生の基礎英語レベル2 |
A1 | 初心者 | 中学生の基礎英語レベル1 |
NHK英語番組もCEFRをもとにレベル分けされています。
duolingoさんのブログも参考になります。
EF SETって正確なの?
EF SETは適応型テスト形式を採用しています。適応型テストは受験者の回答に応じて次の問題の難易度が調整されます。この形式は受験者の実力を正確に反映するため、非常に高い精度を持ちます。
またEF SETは大規模なデータに基づいており、信頼性が確保されています。さらに独立した研究機関による評価も行われており、外部からの信頼性も担保されています。
4. EF SETがオススメの人
EF SETの結果だけを重視してくれる企業や教育機関はないと思います。そのため公的に英語力を見せたい場合は、英検やTOEICなどのメジャーな試験を受験する必要があると思います。
しかしさくっと自己診断をしたい英語学習者に特におすすめです。費用をかけずに自分の現在の英語力を把握し、学習の進捗を確認できますよ。また結果を基に学習計画を立て、特に強化が必要な分野を特定することができます。
ぜひ一度、EF SETを受験して自分の英語力を確認してみてください。
もう少し詳しいEF SET試験の構成
EF SETは主に以下の2つの部分から構成されています。
1. リーディングセクション(Reading Section)
英語の文章を読み、その内容に基づいて質問に答えるセクションです。
質問の形式は選択肢から正しい答えを選ぶものや、空欄を埋めるものなどがあります。
文章の内容は日常会話、ビジネス、学術的な文章など多岐にわたります。
2. リスニングセクション(Listening Section)
英語の音声を聞き、その内容に基づいて質問に答えます。
音声の内容は、対話、講義、ニュースなど多岐にわたります。
質問の形式はリーディングセクションと同様に、選択肢から正しい答えを選ぶものや、空欄を埋めるものなどがあります。
2. オンラインで完結
– EF SETはパソコン、タブレット、スマートフォンなどがあれば、いつでもどこでも受験できます。このため、時間や場所に制約がある人にも便利です。
3. CEFRに基づく評価
– EF SETの結果は、ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR: Common European Framework of Reference for Languages)に基づいて評価されます。これにより、自分の英語力が国際的にどのレベルに相当するかを理解できます。
4. 詳細なレポート
試験の結果は、総合スコアとセクションごとのスコア(リーディングとリスニング)として提供されます。
また、各セクションごとに詳細なフィードバックも得られ、自分の強みや弱点を把握するのに役立ちます。
5. 短時間で完了
EF SETは、短時間(通常は50分程度)でできるように設計されています。忙しい人でも手軽に受験できます。
なぜ無料でできるのか。
EF SETが無料で試験を提供できる理由はいくつかあります。
1. マーケティングとブランド認知度の向上
EF SETは、サービスを提供するEF Education First(エデュケーション・ファースト)が開発したテストです。
無料で試験を提供することで、多くの人々にEF SETの存在を知ってもらい、他の有料コースやプログラムに興味を持ってもらうことが狙いです。
無料のテストが入り口となり、より高度な学習サービスやコースに申し込むユーザーを増やすことができます。
2. データ収集
無料のテストを通じて、大量の試験データを収集することができます。
このデータは、テストの品質向上、学習者のニーズの把握、新しい教育プログラムの開発などに役立てられます。
データの収集と解析によって、EFはより効果的な教育サービスを提供できるようになります。
3. 広告とプロモーション
EF SETのテスト結果ページや関連サイトでは、EFの他のサービスやコースの広告が表示されることがあります。これにより、EFの有料プログラムへの誘導を行っています。
5. 社会貢献と教育の普及
EFは、教育の普及と質の向上を使命としています。無料で高品質な英語テストを提供することは、その使命の一環であり、英語教育を世界中に広めるための取り組みの一部です。
EF SETの結果は?
使わない手はないと思い、さっそく受験してみました。
今の私のレベル結果は[B1]でした。
数値は41なのでB1よりのA2といったところ。
NHKの英会話「中学生の基礎英語レベル2」がちょうどいいと感じている私には確かにこのくらいの結果が妥当だと思います。
確かに正確かも。
今年の年末にもう一度受験してみてB1の数値を上げたいと思います。
CEFRのレベルを一個上げるには?
AI先生方の意見を伺うと以下の通り。
1. 学習時間の確保
約170-200時間のレッスン、または240時間程度の独学が必要。
1年で達成するなら、週3〜4回のレッスンか、1日30〜40分の独学が目安となります。
2. 語彙・文法の強化
B1レベルに必要な語彙(約3000-4000語)を習得する。
複雑な文構造や時制を学ぶ、フレーズや慣用表現を増やす。
3. リーディング力の向上
新聞記事、雑誌、短編小説などを読む練習を行う。
4. リスニング力の強化
ポッドキャスト、ニュース、映画などを活用する。
聞き取れた単語や表現から内容を推測する練習をする。
5. スピーキング能力の向上
様々な場面での会話練習を行う。
自信を持って話すことを意識する。(これが一番難しいと思う⋯。)
6. ライティング力の改善
興味のある話題について、筋の通ったシンプルな文章を書く練習をする。
日記やブログを英語で書く。
7. 実践的な学習
英語が話されている環境に身を置く機会を作る。
オンライン英会話や言語交換アプリを活用する。
8. 定期的な自己評価
公式テストを受けて進捗を確認する。
弱点を把握し、学習計画を適宜調整する。
なかなかやることが多いですね。英語学習ができる時間を捻出するのが社会人には課題かもしれません。
参考にしつつ今日も楽しみながらぼちぼち英語学習を続けたいと思います。