洋書を読めるようになるのに英単語はたくさん覚えないとだめ?
文法もきっちり理解していないと、洋書を読むのは大変かな?
洋書を読むのに英単語も英文法も必要です。しかしハイレベルな英語力はなくても大丈夫!
ご自身のレベルにあったものを選び、どんどん読み続けると、洋書を楽しむことができるようになります。
私自身英検3級で、難しいものは全然読めません。
しかし独学で3年間勉強してきて、今では自分のレベルにあった英文ならほぼノンストレスで読むことができます。
多読を意識して自分のレベルに合った英文に触れる時間を増やしてきました。
シンプルにこれだけです。ぜひ日々の英語学習に“多読”を取り入れてみてください。
多読とは?
「英文多読」とはたくさんの英文を読んで、英語力を自然に身につける学習法のことです。わからない単語などは細かく調べません。
「辞書を引かずに読み進める」のが基本です。
多読は 英検3級〜準2級レベルの方が、英語力を高めるのにぴったりですよ。

多読のルール3つ
- 辞書を引かない
わからない単語があっても辞書で調べません。前後の文脈から意味を推測します。
目的は「理解」より「慣れる」こと。
- わからないところは飛ばす
とにかくどんどん英文を読み進めます。完璧を目指さず流れをつかむことが大切。
- つまらなくなったらやめる
無理に読まなくてOK。楽しく続けましょう。
自分の好きなように英語学習をできるのが大人のやり直し英語のいいところです。
多読って意味があるの?
1. 英語を英語のまま理解できるようになります。
翻訳せずに英語の語順のまま理解する力がつき、読解スピードも上がります。
2. 単語や文法が自然に身につく
「勉強して覚える」より「何度も出会って覚える」ほうが定着しやすいです。これどういう意味だっけ?となんども引っかかるので嫌でも単語の意味を覚えます。
例えば、「I have been to…」が何度も出てくると、意味や使い方が感覚でわかるようになります。
3. 自信がつく・英語が楽しくなる
英文を読むストレスがなく、成功体験が得られます。このメリットが一番実感しやすいかも。楽しく続けることで「英語が読める」という感覚が育ち自身になってきます。
4. 他のスキル(リスニング・ライティング)にもプラスになる
語彙が増え、英語表現のストックができるように。また英語らしい言い回しを真似できるようになります。インプットはアウトプットの源!
多読に適したものは?
- 自分のレベルより簡単なもの(文章がやさしく、長すぎないもの)にしましょう。
- イラストがあると英文に圧倒されないので、イラスト入りのものをオススメします。
始めの頃は薄くて文字も大きく、ほぼ文章の内容がわかる本から始めると「英語が読める!楽しい!」のストックが増えるので「次も読みたい」につながっていきます。
今の自分の英語レベルをサクッと知りたいならEF SETがおすすめです。無料で英語力の診断ができます。
英文多読がおすすめの人
読書が好きなかたに全力でオススメしたいです。
以下に当てはまる方にも多読はオススメです。
- 単語や文法の勉強が苦手な人
- 英語を「読むのが遅い」と感じる人
- 楽しく英語に触れたい人
- 忙しくてもスキマ時間で英語に触れたい人
英語3年独学者が多読に使っているもの。
洋書は薄くて高いです。ある程度の出費は必要ですが、なるべくなら抑えたいものです。
私は無料で使える初心者向けネットニュースのNews in Levels、アルファJ、Enjoy Simple Englishを中心に利用しています。
1:アルファJ:1ヶ月2回紙面が届いて1980円(税込み)
2:Enjoy Simple English :テキスト代627円(税込み)
3:News in Levels:完全無料
1:アルファJ
アルファJは国内・海外のニュース、観光、サイエンス、現代の問題点など満遍なく様々なトピックを扱っているので読みやすい。
動画で英語講師による解説や理解度テストもあり、ただ読むのではなくリーディングやスピーキングなどフルに活用できます。
ただし、音声ダウンロードが少し手間です。アプリでボタン1つで音声が繰り返し聞けると良いのですが。
2週間に1回のペースで配達されるので忙しくても新聞がたまることがないのも良いポイントです。
定期行動なら33%で購入できます。
2:Enjoy Simple English
Enjoy Simple EnglishはNHKラジオ語学講座の1つ。
CEFERレベルではA2からB1です。
日本人の英語学習者用なので読みやすいですし、話の内容ももちろん面白い。毎日違ったトピックスなのが飽きずに続けられるポイントです。
3:News in Levels
News in Levelsは、英語学習者向けのニュースサイトです。英語を母語としない人たちが英語を読んで学べるように設計されており、同じニュースを3つの難易度で掲載しています。世界の時事ニュース、動物ジャンル、健康やスポーツなど様々なジャンルがあります。広告があまり表示されないのも良いポイント。文章内に挟んだ広告はないです。
まとめ
多読は単語帳や文法の教科書を引っ張りながら難しい文章を読むのではなく、簡単な文章を読んでいきます。そのうち自分のペースでどんどん読み進めると、英文がさっと読めるようになってきます。
語学学習に近道はないけど、自分のレベルにあった多読ならきついと感じることなく学習し続けられるので、全力でオススメです。